取り組みについて

SDGs

リサイクル企業として
持続可能な社会に貢献できること

正起金属加工では、
アルミスクラップのリサイクルを通した
「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、
事業に取り組んでいます。

SDGsとは

Sustainable Development Goals


国連が提唱した「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2030年までに達成すべき国際目標です。17のゴールと169のターゲットから構成されており、発展途上国から先進国まで、世界各国で取り組むべき「地球上の誰一人残すことなく、持続可能な社会」を実現するための内容になっています。

最小限のエネルギーで
最大限の価値を生み出す

当社の製品であるアルミ脱酸剤は、その製造過程において省エネルギーに大きく貢献しています。

アルミニウム地金はリサイクルによる生産ではなく、天然資源であるボーキサイトを使った新地金の製造も可能です。しかし、日本国内では、新地金の生産に必要な電気エネルギーの大量確保が非常に難しい状態にあります。

それに対し、アルミスクラップを使用した二次地金の生産なら、エネルギー消費が電気使用時の約3%に抑えられます。利用を最小限に抑えることで「多くの人々がエネルギー資源を使えるようになる」という点は、アルミスクラップ活用の利点のひとつです。

クリーンな生産プロセスから
大気汚染のない環境を保つ

アルミ脱酸剤が製鋼における省エネ・資源利用効率の向上になるのはもちろんのこと、製造工程の中で「環境に配慮した技術・生産プロセスの導入」も実現しています。

アルミニウムの溶解・鋳造工程で生じた煙は、大気汚染の原因となる粉塵を含んでいます。しかし、集塵機でそれを徹底的に取り除くことでクリーンな空気に変え、安全な状態で屋外に排出。環境への被害をゼロに限りなく近づけていきます。

今後も製造工程における環境への配慮、有害性の徹底排除に対する意識の向上で、持続可能な製造技術の革新に貢献していきます。

便利で美しく住みやすく
環境保全の意識が高いまち

事業そのものが全国を対象とした「大気や廃棄物の管理による、都市の悪影響の削減」に寄与しています。同時に、地域のリサイクル活動にも積極的に参加し、実利的な環境保全と地域全体の意識向上の両立を叶えました。

また、働き口の確保によって、地域の活性化や交流を支援。社員の通勤や資材・製品の輸送に際した交通需要の恒常化、それによる交通インフラの保全にもつながると考えています。

自然環境の面ではもちろん、地域の皆様の生活基盤を支える一助になるとともに、事業の認知を広めることで環境保全に対する意欲の底上げに貢献しています。

廃棄物の発生軽減”という
企業の存在価値に
真摯に向き合う

アルミスクラップのリサイクル事業はその性質上、最も貢献できるのは「廃棄物の発生を減らす」という目標です。事業そのもの、そして企業が存在する意義であるとも言えます。

また、100%輸入依存である天然資源由来の製造に対し、アルミスクラップのリサイクルによる生産は、その多くが国内の原料によるものです。これにより、国内における運輸業の活性化に寄与するほか、多くの消費者に対する「つかう責任」達成の支援にもなると考えています。

私たちにとって目標達成への最善の道は、一人ひとりが愚直に業務へ取り組むことです。今後も真摯な姿勢で事業と向き合い、持続可能な製造・生産形態の確立に貢献していきます。